ベトナム地方都市カントー(Cần Thơ)

今回は、ほぼ0円東南アジア旅、ベトナム2都市目・カントー編です。
ダナンでのボランティアを予定より早く切り上げ、次に向かったのはベトナム南部の地方都市カントー。
ここでは約3週間、Worldpackersを利用して英語レッスンのボランティアをしました。
前回のダナンでは、宿泊先の「プライベートルーム」の認識違いに悩まされました。
果たして今回はどうなるのか……。
この記事でわかること
- ベトナム・カントーで約3週間過ごしたボランティア生活
- Worldpackersで実際に行った仕事内容と勤務時間
- 「プライベートルーム」の認識違いから起きた部屋問題
- ホスト一家との生活や食事
- カントーのローカルな暮らし
- 実際にWorldpackersを利用して感じたこと
カントーでの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 国 | ベトナム |
| 都市 | カントー(Cần Thơ) |
| 滞在時期 | 2024年12月〜2025年1月頃 |
| 利用サービス | Worldpackers |
| 滞在予定 | 約3週間 |
| 仕事内容 | 英語レッスン・アシスタント |
| 勤務 | 週4日・1日約3時間程度 |
| 宿泊費 | 無料 |
| 食事 | 昼・夜の2食付き |
| ダナン→カントー | 航空券 約4,000円 |
ダナンからカントーへ移動
ダナンでのボランティア旅を早々に終え、次の地カントーへ移動します。
ダナンからカントーまでは飛行機で約1時間半。
ちなみにベトナムは南北に長い国なので、地域によって気候がかなり違います。
北部のハノイなどは季節による気温の変化があり、冬には肌寒い日もあります。
一方、南部のカントーは年間を通して温暖で、私が訪れた12月でも、ダナンから到着した瞬間に「暑い!」と感じるほどでした。
今回のカントーでのボランティア内容は、Vol.2で触れたように、英語の授業アシスタントです。
こちらも「プライベートルーム」、つまりホストのご実家の一部屋を貸していただけるという条件でした。
今回は約3週間の滞在予定。
ちょうど年末年始の時期に重ねました。
なぜなら、私のバケットリストのひとつに、
「年越しを海外でする」
というものがあったからです。
雨季の影響で肌寒かったダナンから、あったかい……いや、暑いカントー空港へ到着。
東南アジアでは、バイクタクシーアプリのGrabが盛んです。
今回もGrabでバイクを呼びました。
「なぜバイク?」
と思った方へ。
私は3ヶ月の長期旅行だろうが、2泊3日の国内旅行だろうが(稀に例外あり)、基本的にバックパック1つ、機内持ち込み荷物のみで旅をします。
なので、車ではなくバイクを予約。
もちろん2人乗りです。
バックパックを背負ったまま、運転手に捕まりタンデムライドでレッツゴー。
そういえば、タイのタンデムが一番スリル満点でしたね。
まさかの「プライベートルーム」問題
さあ、ホスト宅に到着です。
今回は昼間だったこともあり、場所も分かりやすく、すぐにホストと対面できました。
少し話したところ、とても良い方で安心しきっていました。
ところが、2階の部屋に案内された私が見たものは……。
ダブルベッドがひとつ。
そして、
「この半分があなたの寝床です」
とのこと。
目が点。
2度目です。
ここで私は確信しました。
ベトナムのホストさんたちにとって、
「プライベート=ボランティア専用部屋」
という意味なのではないか、と。
先客は、もちろんもうひとりのオランダ人の女の子。
これ、男の人だったらどうしていたんだろう……。
ホストには私の性別も伝わっているので、さすがにそれは受け入れないと思いますが。
前回ダナンの悲劇が、再び。
私は落胆と衝撃を隠しきれませんでした。
ダナンの悲劇が気になる方はこちらをどうぞ!↓

一通りの説明を受けたあと、黙っているわけにもいかず、
「プライベートというのは、ひとり部屋という意味ではないんですか?」
と、直球で聞いてみました。
わざわざ「プライベートルーム」という条件だったから、このボランティアを選んできたわけです。
これだったら今すぐにでも出て、別のところに行こう。
頭の中では、勝手に予定変更を始めていました。
そこで、前回ダナンでの部屋のことや、せめてマットレスなどを用意してもらえないかということを伝え、
「正直、3週間いられるかは分からないので、少し様子を見ます」
と話しました。
そのとき、先にボランティアとして来ていたオランダ人の女の子が帰ってきました。
ホストと入れ違いで、今度はその子に事情聴取を開始。
「2人でひとつのベッドをシェアするって知ってた?」
「シャワーは水しか出ない?」
など、ほぼ質問攻めです(笑)。
私は前回の記憶が蘇り、なぜかすごく焦っていました。
前回の部屋と比べると、全然きれいで、広くて、明るい。
部屋自体は素晴らしかったんですけどね。
奇跡の個室が登場!
しばらくすると、ホストが再び現れました。
「もうひとつ部屋があるけど、しばらく誰も使ってなくて窓もないんだよ。それでもよければ見てみる?」
……なに?
あるの?
部屋?
もちろん見させていただきますとも!
期待薄で案内された部屋を見てみると……。
なんと、大当たり!!
「良いです!ここが良いです!ここでお願いします!」
即答でした。
無事、念願の1人部屋を手に入れました。
前回のダナンでは4日でボランティアを切り上げることになったので、今回はどうなることかと思いましたが、ひとまず一安心です。
実際のボランティア業務
無事に部屋を手に入れ、午後の授業に初参加。
ホストは実家の真隣をホステルとして運営し、同じ建物の上階では英語教室を開いていました。
その英語レッスンの一部を、私ともうひとりのボランティアが担当します。
初めての授業にはホストがいましたが、2回目からは完全に放置。
プライベートレッスンは1対1でシフト制。
グループレッスンは、ボランティア2人で担当するといった具合です。
少しびっくりしました。
ただ、ビジネスとして考えると、かなり合理的な仕組みですよね。
宿泊と食事を提供する代わりに、英語を話せる外国人が英語教室を手伝ってくれる。
資格がなくても、生徒にとっては外国人と直接英語で話せる貴重な機会です。
私たちからすると「丸投げ感」は否めませんでしたが、こちらにも完璧な授業を求められていたわけではありません。
そのため、リラックスして取り組むことができ、結果的にはとても有意義な時間を過ごせました。
生徒も大人が多かったので、そこまで苦になることもありませんでした。
勤務条件も、
週4日・1日3時間程度。
たまに時間が伸びることもありましたが、かなり好条件だったと思います。
ローカルなベトナム人家族と過ごす日々
部屋の「プライベート」の定義こそ解釈違いがありましたが、こちらのホスト一家は本当に親切でした。
なんと、昼・夜の1日2食付き。
毎日食事を用意してくれて、
「好きなだけ食べな」
と言って、いろいろなベトナム家庭料理を振る舞ってくれました。
ホストのご実家に、ホスト夫妻とご両親、そして猫2匹。
本当に家族の一員になったような感覚で、ホームステイをしている気分でした。
特にホストのお母様がお料理好きで、これがまた全部絶品。
私はベトナム料理は東南アジアの中でも比較的日本食に近いように感じていて、かなり好みでした。
南部ならではのフルーツなども振る舞ってもらい、毎日の食事が楽しみになっていきました。
宿泊費も無料、食事も1日2食付き。
お金をかけずに海外で生活するという、今回の旅の目的にもぴったりの環境でした。
カントーで感じたローカルとのつながり
滞在中に一番感じたのは、
ローカルの人って、みんなあったかいな。
ということ。
地方都市なのもあってか、そこまで人がせかせかしておらず、温暖な気候もあってか、ローカルのお店に行っても普通に歓迎してくれました。
少しのベトナム語で頑張ってコーヒーを注文してみても、全然通じない。
それでもツンと突き放されることもなく、なんとか接客してもらいました。
そして通い続けていると、最終的には、
「いつもの」
で通じるように。
こういう小さな交流が、海外で暮らす楽しさだったりします。
地元の家族に招待される
さらに、ホストの奥さんのご実家にも招待していただき、かなりリアルな地元の暮らしを見ることができました。
美味しい地元料理もたくさんいただきました。
家族がめっちゃ家族なんです。
言葉で説明するのは難しいのですが、なぜか懐かしい感じ。
奥さんの弟さんがやっているBarにもお邪魔して、オランダ人の子から教えてもらったトランプゲームで盛り上がったりもしました。
観光地を巡るだけでは分からない、現地の人たちの日常に少しだけ混ざれたような感覚でした。
生徒たちと海外で年越し

そして、今回の旅で一番楽しみにしていた年越し。
生徒のみんなが年越しディナーに招待してくれ、そのまま地元の年越し花火を見ました。
忘れられない思い出です。
……ただし、カウントダウンそのものはバイクに乗っていて見事に逃しました(笑)。
ベトナムでは、西暦の年末年始よりも旧正月、いわゆる「テト」のほうが圧倒的に重要視されています。
テトは毎年時期が変わりますが、1月下旬〜2月中旬頃に行われることが多く、ベトナム最大級の祝祭です。
そのため、西暦の年末年始については、日本ほど大きなイベントという感じではありませんでした。
それでも、現地の人たちと一緒に年越しをできたことは、私にとって特別な経験になりました。
カントーで約3週間暮らしてみて
最初は「また部屋問題か……」とかなり焦りました。
でも、ホストに確認したことで別の部屋を用意してもらうことができ、その後はかなり快適に過ごせました。
ダナンでは4日でボランティアを切り上げましたが、カントーでは予定していた約3週間の滞在を楽しむことができました。
英語を教える仕事をしながら、ホスト一家と一緒に食事をし、地元の人たちと交流する。
観光客として数日訪れるだけでは、なかなか経験できない時間だったと思います。
そして今回の経験から、Worldpackersを使うなら、
「書いてあることをそのまま受け取るのではなく、自分が気になることは事前に確認する」
ことが大切だと改めて感じました。
Worldpackersを使って感じたこと
今回の経験から、これからWorldpackersを使ってみたい方に伝えたいことをまとめます。
1. 「プライベート」の意味は必ず確認する
今回のように、「プライベートルーム」と書かれていても、自分が想像している「1人部屋」とは限りません。
応募前に、
「部屋は完全な1人部屋ですか?」
と具体的に確認しておくと安心です。
2. 宿泊条件だけでなく、食事や勤務時間も確認する
私の場合は昼・夜の2食付き、週4日・1日3時間程度でした。
同じWorldpackersでも、ホストによって条件は大きく違います。
「何時間働くのか」「何日働くのか」「食事は何食付くのか」などは、応募前に確認しておくことをおすすめします。
3. 気になることは、現地でもちゃんと伝える
今回、最初に部屋の条件が想像と違ったとき、黙って我慢することもできました。
でも、実際にホストへ伝えたことで、結果的に別の部屋を用意してもらえました。
「せっかく来たんだから我慢しよう」と思わず、事前の説明と違うところがあれば、まず確認してみる。
これは海外生活では特に大切だと思います。
4. トラブルがあっても、それだけで旅全体を判断しない
ダナンではかなり大変な思いをしました。
そのため、カントーに到着したときも「またか……」と最初はかなり警戒していました。
でも、結果的にはホスト一家との交流や英語レッスン、地元の人たちとの出会いなど、とても良い経験になりました。
同じWorldpackersでも、ホストによって環境は本当に違います。
だからこそ、事前確認はしつつ、現地で起きたことにはその都度対応していく。
それくらいの心構えがちょうどいいのかもしれません。
まとめ
カントーでの約3週間は、今回の東南アジア旅の中でも特に「旅」より「暮らし」に近い時間でした。
宿泊費は無料、食事は1日2食付き。
週4日・1日3時間程度の英語レッスンをしながら、現地の家庭で生活する。
観光地を巡るだけでは分からない、ベトナムの日常を少しだけ体験できた気がします。
そして、最初は「プライベートルーム」の認識違いから始まったカントー生活でしたが、最終的には「ここに来てよかった」と思える滞在になりました。
次回は、いよいよベトナムを離れ、カンボジア編へ。
次の放浪記はこちら
ベトナムでのボランティアを終え次に向かうはカンボジア首都プノンペンへ。

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